実写やアニメ映画が続々公開 講談社が製作に乗り出す狙いhttp://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110824-00000001-trendy-ent

出版最大手の講談社が、アニメや実写の映画製作に本格的に乗り出した。
同社はこれまで自社原作の映画化をテレビ局や映画会社に許諾したり、
製作委員会方式で出資することはあったが、自社が中心になって製作するのは初めてだ。
アニメーション映画『劇場版魔法先生ネギま! ANIME FINAL』(8月27日公開)では
キングレコードと共同で製作するとともに、配給宣伝にも協力。
実写映画『大鹿村騒動記』(公開中)と『一命』(10月15日公開)では、
製作委員会の中心メンバーである幹事会社をセディックインターナショナルと共同で手がける。
映像事業に力を入れようと、専門部署を立ち上げたのが08年。
まずは「オリジナル・アニメーションDVD付き限定版コミックス」(OAD)を始めた。
これは、マンガの単行本と独自に製作したアニメDVDをセットにして、コアなファン層に販売するもの。
School Rumble』『さよなら絶望先生』など約50タイトルものコミックスをOAD化し、
1セットの中心価格帯が1980〜3980円と高額にもかかわらず累計250万セットを売り上げている。
実は『ネギま!』はOADとしてこれまで8巻で60万セット以上売っており、その人気から映画化へとつながった。
OADの成功をきっかけにテレビアニメの製作に乗り出し、今年4〜6月に
『よんでますよ、アザゼルさん。』を毎日放送TOKYO MXなどで放送した。
OAD化に向くマンガはいずれ底をつく。ファン層のすそ野を広げるためにテレビアニメ化を考えた」
(服部徹・映像事業部長、以下同)。
テレビアニメ化前の単行本販売部数は各巻10万部前後だったが、
アニメ化を機に各巻10万部前後増刷があり、2倍へと販売部数を伸ばした。
12年は、いよいよ講談社のマンガ、小説を映画化する。
「どちらも単行本で10巻以上あり、シリーズ化が考えられる戦略的作品」。

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