「スチームボーイ」の観賞感想を今更ながら書く(※実際に見たのは先週の木曜日なので、一部?ずれてる部分があるかもw)

 私の見てるサイトがコアなトコばかりのせいかどうかは分かりませんが^、事前に見たネットの感想や下馬評が、おしなべて低評価だったので全く期待はしていなかったのですが、下馬評とは違い、私からは見れば予想を裏切って結構良かったです。
まあ、既報の通り世間では所詮はアニメ映画のジャンルなので、その部分でしか評価されないですし(今は、なぜかスタジオ・ジブリ<宮崎駿>のアニメだけは例外になっちゃってるけどw)、正直いって私から見ても、一般ピーポーや、アニメファンでもローティーン以下の層や女性にはあまり、お勧めできる作品ではないですが、
それを除いて、あまりアニメの製作過程やスタッフ・作画関係(脚本,台本,シナリオもw)に詳しくない1ファンの個人的意見として見れば、押井守攻殻機動隊についてある程度知識がないと、さっぱり分からない「イノセンス」や、過去の日記でも少し触れましたが、同じ大友克洋作品である、「AKIRA「アキラ<劇場版>」の難解さに理解できず苦しんだ(まあ、当時小学校中学年ぐらいだし、アニメファンじゃなかったから当たり前といえば当たり前だがw)ことに比べれば、大友克洋をほとんど知らなくても事前に渡されたパンフレットであらすじとキャラクター表を一通り読めば理解できる内容でしたし、偉い方wとかからは中盤から脚本が乱れてきてるだの、主人公の少年の行動が一貫してないだどうだのetc…といろいろ云われてますが、主人公のあっちったりこっち行ったりの一貫性のない行動も、主人公をあえて少年にしたことにより、その矛盾点は個人的にはそれほど気にならなかったですし、映像も金を掛けたことだけあって^結構綺麗で動きも頭文字Dの初期の頃のように違和感のあるCGしか作れなかった時代とは雲泥の差で、アニメ映画の娯楽作品としては私としては、それなりに楽しめました。
少なくとも、最近見たアニメ映画作品の中では(っても、前回挙げた4人の監督*1作品以外では「カウボーイビバップの劇場版」ぐらいしか見てないがw)比較的満足した方だと思います。(ただ掛けた予算の膨大さに見合った作品かというとそれはまた、別問題だと思うが゛)
 また今回のことでは別な角度から考えると、私みたいなオッサン(私は幼少の時のガンプラブームの頃に初めてガンダムに触れた世代)が女性のアニメファンの支持がほとんどのガンダムSEEDについて、必要以上に批判的になってしまうのと*2同じように、私みたいにあまりアニメに詳しくないアニオタと、上記のように製作工程・スタッフについてまで詳しく事前から理解したうえで見るコアなアニメファンの間では見方が違ってしまうのも仕方がないことなのかもしれないと、今回の感想を書く上で感じてしまいました。(何ていうか、世代・周りの環境面*3によって、やはりどうしても同じような見方が出来ないものであると今回のことでより実感してしまったというか…。)
声優陣に関しては、スカーレット役の小西真奈美さんがなかなか秀逸。確かに荒削りな面もありましたがとても、これまで本格的な吹き替え経験がないとは思えないほど、スカーレットのお嬢様(お子様)らしい嫌味っぷりが出ててよかったです。
脇役では、主人公レイのケンカの相手役をやってた朴璐美さんが一番目立ってましたね。小林沙苗さんもエマ役で出てましたが正直地味で出番も少なかったので、なんとも言い難いです(^^

(※注…酔狂な状態で書いてて、多分におかしい部分もあるので後で修正すると思います。)
↑それなら、未完成状態でアップするなよ、と言われそうだが…。