アトラス ゴンゾロッソを子会社化 4億6000万円で取得(アニメ!アニメ!)http://www.animeanime.biz/all/2009103004/

 インデックス・ホールディングスの子会社であるゲーム会社アトラスは、オンラインゲーム会社のゴンゾロッソを子会社化することを発表した。
 10月29日の取締役会での決議を経て、10月30日付けで中小企業サービス機構から発行済み株式の54.6%を獲得した。譲渡価格は4億6000万円、ゴンゾロッソは、アトラスの連結会社となる。

 アトラスは今回のゴンゾロッソの子会社化について、オンラインゲーム市場のさらなる開拓と地域的拡大を図るためとしている。アトラスは「真・女神転生」シリーズや「ペルソナ」シリーズなど家庭用ゲームソフト事業に強みを持つ。また、子会社シーアンドシーメディアを通じて国内でオンラインゲームも手掛けるほか、Atlus U.S.A.,Inc.を通じて北米市場でもオンラインゲーム運営している。
 一方、ゴンゾロッソは「ドルアーガの塔」や「マスター・オブ・エピック」といった、オンラインゲームを運営している。また、海外事業に力を入れており、東南アジア地域でオンラインゲーム事業を手掛ける。
 アトラスは2010年3月に、アミューズメント施設関連事業からの撤退を既に表明している。今後はゴンゾロッソも併せて、家庭用ゲームソフトとオンラインゲームに経営資源を集中することになる。

 ゴンゾロッソは今年3月末まで、アニメ製作会社GDH(現ゴンゾー)の子会社であった。しかし、経営状況が悪化するなか、GDHは中小企業サービス機構に発行済み株式54.6%を6億7000万円で譲渡していた。中小企業サービスは、今回の再譲渡により半年間で2億1000万円の売却損失を出すことになる。