近世後半の都市人口ベスト3は?http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1705552.htmlhttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q125866327

江戸の人口は、1721年に百万を超え、18世紀後半にはさらに増えています。1760年頃、ロンドンは60万、パリが70万、ニューヨークはわずかに1万4千の小さな町でした。世界第二位は、清の北京で約百万、日本では、京都、大阪が四十〜五十万で、世界ベストテンの中位にありました。

江戸時代といっても中頃だけの話。その頃に人口100万を超えて世界一という説だが、世界有数の大都市は間違いないとしても、世界一かどうかは不明。現代でも人口統計がいい加減な国が多いが、当時は江戸の人口にしても推定値でしかない。
当時までの世界(産業革命前までの世界)は農業主体だから、人は土地と共に生きていた。一部の政治都市や経済都市だけが最大で100万人程度の人口を維持するのが精一杯であり、人口は分散せざるを得なかったのだ。江戸初期の江戸は政治都市で経済都市は上方だった。それが土地に余力があった関東東北の発展とともに江戸に経済力もつき、江戸中期の人口増加に繋がった。
英国の産業革命が進展した江戸後期には、農村人口を工場労働者へと吸収したロンドンの人口が大爆発し、軽く300〜400万位の人口になっている。

当時の世界人口の4分の一から3分の一を占めていた清国の首都北京が百万程度とは、少し意外。
日本と違い城壁都市内の住民だけ数えたからなのか、それとも意外に地方分権だったからなのか(人口の少なかった盛唐の長安北宋開封南宋の臨安も約百万の人口があったそうなので…)