ローマ教皇の日本語読みの語源(Yahoo!知恵袋)http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q113701236

バチカンなのでラテン語読みかと思っていましたが↓

カトリックなので、ラテン語(の主格)と想像される方が多いでしょうが、それではIOANNES PAULUSとなり、ヨハネパウロになりません。

実は、キリシタン時代からの流れがあります。

1865年(慶応元年)に禁教後に再び出版される最初の出版物「聖教要理問答集」が発行されました。その際、フランス人のプティジャン神父(後に司教)は、過去との連続性を保つため、出来る限りキリシタンの伝統語を使おうとしました。

この方針が、明治初期のカトリックの用語の方向性を決めました。キリシタンたちが用いていたのは、当時の宣教師(の多数)の出身地の影響からポルトガル語の呼格形でした。これと似ているということで、聖人の名前は、ラテン語の奪格形で表されました。(e.g. ペトロ、パウロ、イグナティオ、アウグスティノ)

まとめますと、ラテン語の奪格形をもとにしています。

とのこと。今回の新教皇については、最初イタリア語読み(フランチェスコ一世)→カトリック中央協議会の最初の見解(フランシスコ一世)→欧米では2世が出る前に1世を使うのはタブーとのことより(法王フランシスコ)と読み方が混乱しました。
戦後他にヨハネ・パウロ1世という前例がありましたが、その時は在位わずか120日だったためマスコミでは訂正させず、ヨハネ・パウロ1世のままでマスコミは通して在位の120日が過ぎてしまったそうです。
また日本カトリック中央協議会は、日本のマスコミの『ローマ法王』の名称がふさわしくないのでより正確な和訳の『ローマ教皇』にマスコミに変更を求めていますが、日本の外務省が革命など根本的に体制がかわるか、旧ソ連のように国そのものが全く変わったり分裂・統合などしないかぎり、当時の外務省に登録された『バチカン市国』の元首の『法王』の敬称は変更できないという見解をタテに、変更を頑なに拒否しているのに、日本のマスコミも横並びで習い、未だに『法王』から『教皇』への敬称変更を拒否し続けています。


他に君主の敬称を1957年の『スルタン』から『国王(キング)』に変更したモロッコという例がありますが、その時代は保守合同自由民主党結党の1955年から2年しか経っておらず、いまほどマスコミが肥大化はしておらず影響がない時点であったためか、モロッコの君主については何の問題もなく『国王』号で呼ばれています。