法の不遡及の原則があるので、南部教授が米国に1970年という40年前近くに米国に帰化していても、国籍法の改正前なので事実上2重国籍で問題ないでしょ(※事実、南部氏が文化勲章を受けたのは米国に帰化後)。
だいたい、ご都合主義の外務省はペルー生まれの日系2世のアルベルト・フジモリ元ペルー大統領を
アルベルトが誕生すると両親はリマの日本大使館に出生届を提出して日本国籍留保の意志を表したため、フジモリは日本国籍を保有することになった。
という証拠もはっきりしない理由で日本・ペルーの多重国籍を例外的に認めるようなどうしようもない(※政治的圧力があったことは想像に難くないとはいえ)トコですから。
他にも在日コリアン以外で、国籍問題で揉めたのは、台湾籍のため当時の国体の高校野球の部の参加を拒否された、ソフトバンクの王貞治前監督。帝政ロシアからの亡命後、生涯無国籍で通したにもかかわらず在住資格を問題にされなかったヴィクトル・スタルヒンとかがありますね。