子役声優時代の一時的終焉

声優ネタ。


いわゆる85年度生まれ4人組(沢城みゆき名塚佳織三瓶由布子小清水亜美)に代表される、近年の子役声優(ここでは便宜的に高校生以下の年齢とする)を使う流れが始まったのは2000年4月にはじまった「だぁ!だぁ!だぁ!」の主役に2人の中学生が起用されてからだと思う*1
もちろん、当時高校生以下の年齢で活躍した声優は坂本真綾などの「グループこまどり」「劇団ひまわり」「劇団若草」などにもいたが、前述の坂本とそれ以外の所属だった齋藤彩夏山本麻里安以外は、アニメ&ゲーム分野にはほとんど目立っていなかったと思う(当時以前は、養成所出身者全盛時代で、子役や新劇出身者が激減していた時期)。
その後、上記の4人が一定以上の成功を収めるに至り、下記URL↓
http://hogehoge.itigo.jp/body/junior_voice.html
などに記されているように既存の児童劇団の他に「スペースクラフトグループ」「テアトルアカデミーグループ」(他にネルケプランニング関係でデビューする人物も複数)も進出するようになり現在まで続いた流れだと思う。
しかし、現在の高校生声優三羽烏の3人(寿美菜子悠木碧早見沙織)が今年の3月に卒業すると、定期的にアニメ絡みの出演をしているのは日高里菜ぐらい(追記→三澤紗千香寺本來可も最近多少出てますね)になり、子役声優ブームも一段落ということになる。
まあ、前提に後期声優ブームと子役ブームが有るも成人すると仕事がない状況で、アニメ乱造状況が生まれギャラの関係もあり、また現在の養成所乱立状態の前までは、声優は子役出身or新劇からの転向がほとんんどだった名残りから出たあだ花だったような気がする。しかし、アニメ製作本数の急減を受けてこの一つの時代の流れが完全に終わるのか、それともたまたまのことで同じく不況で需要がなく供給がダブついている子役・児童劇団業界の事情は変わらない訳で、またこの状況が復活するのかorそのままなのかは分からないがここまでローティーン声優がここまで目立った時代は、この大不況により役10年で一区切りがつくことになるかもしれない。


(※注…未完成のため、後少し加筆・修正しますm( __ __ )m

*1:ちなみににゲストではあるが同作品に沢城みゆきも出演している