[その他] 「はてな」で一番読まれている町山日記が凄いことになってるいうので見てみる
魂は永遠に彷徨う→http://zeroes.blogtribe.org/
と→ttp://d.hatena.ne.jp/zeroes/
を運営するzeroes(まつだ)氏がたびたび取り上げていたので、存在は
知っていたが、やはりこういうページにはいろんな人が湧いて来るなあという
感想以外は非常に難しい。
特にいわゆる在日・対北問題に関しては、正直私自身現時点で非常にブレがある。
個人的には、いろいろ考えることはあるが(DQN大学とはいえ、ゼミでは一応
政治学関係のことも多少は齧っていたので、多少の知識もないことはないので)
匿名とはいえ、ネットで自分の心情を明らかにすることは、折れ程度の脳みそや文章力では、
リスクがありすぎるのでやめておく。
ただ、町山氏の日記(id:TomoMachi)は反ブッシュなのはいいけど、なぜブッシュが
ここまでのことを行ない・イラク戦争で自国兵に1000人単位で死者を出し、さらに
政治的失敗を少なからず起こしながら、大統領選挙の支持率ではほぼ対立候補
互角なのか?や、その背景についての記事が少なく、あっても分析が甘いようなのが気になる。
(っても、それは単に町山氏の専門外で興味がないことだからだろうけど)
どっちかというと、町山氏の視点は東海岸北部や五大湖カリフォルニア州
海(湖)岸部あたりの大都市部のリベラル層の多い住民の視点が中心で、内陸部や非大都市部に
多く、合衆国住民の40パーセントをしめるとされるキリスト教(プロテスタント)の保守派
<現地では、キリスト教福音派(又は単に福音派)と呼ばれる>や、さらにその福音派内の
宗教右派(合衆国の全人口の14〜18%を占めるとされる)の視点が欠けがちに見えるんですよね。
アメリカは、ハリウッド映画や大都市部でリベラル系な住民の多い地域を見る限りは
そうでもないが、それ以外の地域の住民は想像以上に厳格で信仰心の厚い保守的な
クリスチャンが多い(教会礼拝出席率は、西欧主要国に比べダントツに高い)
<また、日本人はそのようなアメリカの保守的な郡部に行くことがほとんどないので必然的に、そちらの方の情報が少ない>
そういう知識なしで町山氏の記事を見るのと、オレのようにあって見るのではだいぶ見方が異なるのではないかと…、そういうことだけは書いておくことにする。
(↑何か、ただの中途半端な知識のひけらかしの、日本語の文法がおかしい文になってるなw)
ちなみに、よくアメリカの主流派を体言する言葉として「ホワイト・アングロ,サクソン・プロテスタント」という言葉があるが、現大統領G=W=ブッシュ氏は、典型的な
「ホワイト・アングロ,サクソン・プロテスタント」の名門である、東部エスタブリッシュメント
の家系の出身で熱心なプロテスタント福音派教徒(アル中から立ち直った時に、父祖
からの教派を変え、より保守的な教派に宗旨変えしている)。
対するケリー候補は、元々はプロテスタントの家系であったが(※7月24日に放送された「NHKスペシャル
「ふたつのアメリカ 〜イラク戦争の中の大統領選挙〜」」によればケリー氏の父方の先祖はアメリカに
移民時はユダヤ系とのことでしたので、プロテスタントというのは誤りでした。結果的に誤りを書くことに
なったことをお詫びして訂正しますm(__)m<しかし、私は英文が全く読めないこともあり、ケリー家が
どうユダヤ系から現在のカトリック教徒になったのかについての変遷までは分かりませんでした…>)
現在は、同じ民主党の元大統領であった故ケネディ大統領と同じカトリック
しかしながら、実はブッシュ大統領実弟で現フロリダ州知事のジェブ=ブッシュも
ヒスパニック系の女性との結婚を期に、カトリックに改宗しており実はカトリック教徒
だったりする。
(人種の坩堝アメリカは、家族の間でも教派が異なるんだからよけい複雑だな。
まあ、これが実際の投票行動にはそれほどは影響は及ぼさないだろうが。
実際他の宗教民族問題とか、経済関係の問題やら<もちろんイラク問題も>いろいろあるだろうから…)



※参考文献
・「宗教からよむアメリカ(ISBN:4062580705)」「アメリカと宗教(ISBN:4819302477)」(森孝一偏)
・「宗教に揺れるアメリカ(ISBN:4535583196)」(蓮見博昭著)
・「G.W.ブッシュ政権アメリカの保守勢力(ISBN:4819302485)」(久米文明偏)
・「キリスト教原理主義アメリカ(ISBN:4750597090)」(坪内隆彦著)
・「岩波キリスト教辞典(ISBN:400080202X)」(岩波書店
・「知って役立つキリスト教大研究(ISBN:4102901337)」(八木谷涼子著)