続・プロボクシング世界戦判定問題

もし、上記の試合に関して挑戦者のナバーロ選手側が受け入れ難い結果と判断したのなら、上記の試合の世界戦の統括機構である、WBC(世界ボクシング評議会)に提訴し、そこで不当判定と認められれば、再戦(リターンマッチ)が認められます*1
しかし、基本的に今のプロボクシングの世界統括機構(事実上WBAWBCIBFWBOの4つに分裂しており、現在は同一階級に4人世界チャンピオンがいるという状態)は、基本的に世界タイトルマッチの即再戦を認めておらず<最近でも例外で即再戦した例はいっぱい有るが…>、またチャンピオンの川嶋勝重選手には、次戦を王座を奪取した対戦相手である前チャンピオンの徳山昌守選手と戦うことが契約で決まっているため、もしナバーロ選手がWBCに訴えて認められたとしても、再戦が行われるのは少し後回しになると思います。

*1:一応プロ興行として確立されてから100年近く立ち、100ヶ国前後の加盟国を抱える組織だけに、こういう問題の対処にはある程度制度は整えられている