WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ

現在、日本人でたった2人の世界チャンピオンの川嶋勝重の2度目の防衛線で、相手はランキング1位の強豪ホセ・ナバーロ(アメリカ)。
アニメーションと同様プロボクシングの世界戦ですら、もはや地方でTV中継することは滅多になくなってしまったので(深夜でも、ほぼどこの地域でも見られるプロレスファンの方はまだマシ)私は見れなかったが、2chや一般で偉く判定に関する評価が異なっている不思議な試合であったようです。
結果は、王者の川嶋勝重選手が(109-120,115-114,115-113)の2-1のスプリットディシジョンで防衛を果たしたのですが、川嶋選手に109-120につけたジャッジもいたように、ナバーロ選手のワンサイドで酷い地元判定だったという方もいれば↓
http://d.hatena.ne.jp/./yoshi-ok/20050103#p1
(※『文才絵心皆無男日記』さんより)
手数は明らかにナバーロ選手だったが、一発一発のパンチの重さに判定の基準をおけば、ほぼ互角の内容だったので、別に酷い判定ではないという方もいて様々。
(ただ、私も試合会場が敵地のアメリカで今日の内容なら、間違いなく川嶋が負けていたと思うが…、<まあプロボクシングの興行権は今回のような指名試合でも入札で落札した方に権利があるという厳密な決まりがあってやっているので、この程度の役得は許されるような気がしないでもないのだが(※↓下記の『−Pound For Pound−』さんのブログのように私と同じ考えを持つ方もいらっしゃるようです。)
http://blog.livedoor.jp/chavez810/comment.cgi/11740920#errors
、こういう時に試合自体【TV中継】を全く見れないのは痛い…>)
既にジャンジ・審判の制度が国際的に整備されていて、常に鍛えられている(おかしな判定が多い判定技術の低い審判は、サッカーに比べれば全然緩いが、世界タイトルマッチでは起用しにくいようにしている)プロボクシングでさえこうなんだから、↓でも書いたように
http://d.hatena.ne.jp/rikuzen_gun/20041213#p1
どのジャンルにもかかわらず、どこに判定基準をもっていくか、いかに地元判定をなくすかというのは本当に難しいものだと感じました。


しかし話は変わりますが、K-1同様TV実況で露骨な日本人贔屓の低レベルな実況と解説があったとか。
K-1にしろ、オリンピックにしろバレーボールにしろここまで評判が悪いのに(スポーツ中継の国際試合の実況で露骨な自国贔屓で客観性のないものははっきりいって萎えるだけなのに、やはりその方が一般ウケはいいのだろうか?)、TV実況の方は悪くなる一方というのは何か、作為のようなものが働いているんじゃないかと邪推してみるw。
(逆に、鬼塚勝也氏のように空気の読めてかつ、冷静に解説できる人もこの業界に限らずいるんだけど、そういうのは一般の視聴率ウケはしないみたいなのだろうか<って、面白くも何ともないただの個人的皮肉な文章になってしまった…)