オミクロン株の変異株についてメモ

新型コロナの1日の感染者数は、12月21日には全国で20万6943人と、およそ4か月ぶりに20万人を超え、第8波でも20万人を突破、その後も横ばいの状態が続いている。
「第8波」で懸念されているのが、コロナに感染して亡くなる人の数が感染者数に比較して多くなっていることです。オミクロン株が主流となって以降、感染して重症化する人の割合や亡くなる人の割合「致死率」は下がりましたが、以前より桁違いに多くの人が感染するようになって結果として多くの人が亡くなっている。海外を含めた感染の状況に詳しい東京医科大学の濱田篤郎教授は「亡くなった人の数は表に出てきている一方で感染者数はいま報告されているより少なめになっている可能性もある。実際にはもっと感染している人がいてすでに第7波と同じ程度の感染状況になってきているおそれもある」と指摘している。
また新たな変異株の出現も進み、東京都のデータではBA.5から変異した「BF.7」「BQ.1」と、それに更に変異が加わった「BQ.1.1(ケルベロス)」の検出が増え、次いで韓国に多いBN.1<ケンタウロス系>の割合が増加(米国で猛威を振るっているXBB株系は今のところ少数派)。
特に「BQ.1株系とXBB株系は以前の免疫から逃れる性質が高い」とされています。
予防については過度に恐れる必要はなく、これまで同様、マスクの正しい着用、手洗い、三密の回避、換気といった基本的な感染予防対策の徹底、そしてワクチンの接種により、第8波でも感染を十分防ぐことや重症化を予防することができるとされています。